今日の消費録
今日のこと
今日はamazon primeで映画3本をみました。
『パンズ・ラビリンス』
『グラン・トリノ』
『イエスマン』
の三本。個人的は『グラン・トリノ』が一番好みでした。
ネタバレも書きます。
コードは書いてません。
ゲームは『HearthStone』がランク5になりました。
映画の話
パンズラビリンス
『パンズ・ラビリンス』はギレルモ監督ということで近々見ようと思っている『シェイプオブウォーター』と『リメンバーミー』なのでとてもタイムリーということで見たわけです。
ギレルモ監督は『パシフィック・リム』の監督なわけですが、メキシコ出身ということで『リメンバーミー』の舞台とされている死者の日とも近しい。
死者の日は日本で言うとお盆なわけですが、ハロウィンに近いやもしれません。死者の日のメキシコ、行ったことがないので詳しくはわかりませんが……。
で、『パンズ・ラビリンス』ですが、クリーチャーの造形が最高にカッコいい。タイの仏像のような掌に目がはまっているニクいアイツが最高に好きです。
内戦後のスペインの要塞を部隊とした悲劇、といった感じ。父親を失った少女オフェリア、母親の再婚相手は残虐独裁大尉殿、すぐに銃を取り出したり、拷問趣味の変態野郎です。
そんな薄倖の少女オフェリアが妖精さん(でかいバッタ)に導かれ、パンと呼ばれる牧羊神っぽいものに出会います。「あなたはかつては偉大なお姫様。人間ではない」とのこと。
試練をこなしていくわけですが、少女の部屋直ぐ外ではゲリラが拷問されたり、母親が病気で血だらけだったりと、嫌な現実がぐるぐるしている。
そんな中で現実とも少女の妄想ともわからないような、試練を与えれられていきます。
ファンタジー野郎なので、現実よりも試練として現れるパンやら、ペイルマン(掌に目玉マン)といった奴らが最高に好きです。動きも普通に走ったり、歩いたりするわけではなく、どちらかと言うとピエロのような戯けた動きで迫ってきます。こわい。
幻想的な世界と、現実の悲劇との往復する少女と言うのが、私のフェチズム的にストライクな訳です。特にペイルマンが妖精さんをむしゃむしゃするペイルマン、葡萄を食べるオフェリアが好きです。
ペイルマンもパンも、悪役でも善人でもなく、仕掛け的な生物と言うのがなんともかっこいい。ファンタジーです。
そんなこんなで、現実ではオフェリアは死んでしまう訳ですが、死後の世界に当たるような、ファンタジーサイドの世界では最後にお姫様となってめでたしめでたし。
これが非常にメキシカンというか、メキシコではどこか、死を救いと捉えることがあるようです。それが死者の日で、華やかにスカルのコスプレメイクをしながら墓をデコって踊り狂うのです。たぶん。
『リメンバーミー』でも骸骨たちがどこか楽しそうな格好をしているし、オフェリアは死後の世界で救われてます。メキシコでは悲しむべきことである、と同時に別の世界で次の人生が始めるのかも。
オフェリア、素敵。
グラン・トリノ
『グラン・トリノ』は頑固な退役軍人の爺さんが、ひょんなことからお隣さんをギャングから守る話です。全体を通して、暖かい世界に影が覆っている様子は『パンズ・ラビリンス』と同じ。
生と死について考えた後は、かっこいい爺さんの心温まる物語でも、と思ったら教会でお葬式スタートでした。
とにかく爺さんがかっこいい映画。
そもそもグラン・トリノとはフォード・トリノの72〜76年に生産されたもの、とのこと。車は詳しくないので間違っているかもしれないけれど、そんな感じでクールな車のようです。
そんなクールな車を持ったクールな爺さん、ウォルトですが、かなりの頑固者。差別っぽくて、引っ越してきたモン族の家族にも悪態をつきまくり。
そんな折、モン族のタオがギャングに無理やり爺さんのグラン・トリノを盗みに入らされる。ウォルトが銃を構えてタオを脅して追い払う訳ですが、そこからギャングを追っ払い、お隣のモン族との関係が始まります。
最後、お隣さんに襲撃してきたギャングに復習するため、ウォルトは死をもって制裁しにいく訳です。
- 全体を通して、かっこいい。グラン・トリノ、クリント・イーストウッド演じるウォルト、行きつけの床屋の会話から、タオの成長まで。
ウォルトの家族は遺産の話やら、家から追っ払おうとするような態度、嫌気がさしたウォルトが隣人と仲良くなるのは、やっぱり少しほっこりします。
最後にウォルトはギャングに蜂の巣にされます。というか、蜂の巣にされにいく訳ですが、なんというか・・・すごく自己犠牲的というか、日本的だと思いました。
軍人時代の罪に苛まれながら、ウォルトは無抵抗で殺されに行き、法律的に正しい方法でギャングを制裁する訳です。とにかく端から端までクソかっこいい映画でした
今日考えたこと
ゲーム実況をしている訳だけど、どうやって人を増やそうか悩んでいる……